2024年1月から情報公開クリアリングハウスでは、パーティー券裏金問題に関するさまざま情報を集めて整理・分析し、公開する取り組みを行ってきました。衆議院が解散となり総選挙が行われ、再び裏金議員の処遇が注目されています。
自民党としての処分等も重要ですが、有権者の判断はさらに重要です。また、衆議院議員だけでなく参議院議員にも裏金を作っていた議員がおり、今回の選挙だけという問題でもありません。
これまで当会のサイトで公開してきた国会議員裏金問題関係のページへのリンクを集約しました。ぜひ、ご利用ください、
パーティー券収入を裏金化していた3つの派閥政治団体の各裏金金額、議員ごとの判明裏金金額、政治資金収支報告書で訂正された裏金金額を一覧にまとめています。各議員の選挙区、衆参の別も掲載しています。
裏金が判明した議員ごとに、衆参の別、選挙区、派閥、裏金総額、政治団体名、訂正された政治資金収支報告書(リンク)、訂正状況をまとめています。50音順に掲載されています。なお、収支報告書がインターネット公表されていない分については、政治資金収支報告書へのリンクがありません。
パーティー券裏金によってどのように政治資金収支報告書は訂正されたのか?
「裏金問題で訂正された政治資金収支報告書と訂正内容」をもとに、どのような訂正がされていたのかを整理した記事を公開しました。収入訂正編(上)と支出訂正編(下)に分かれています。
パーティー券裏金によってどのように政治資金収支報告書は訂正されたのか?(上)
パーティー券裏金によってどのように政治資金収支報告書は訂正されたのか?(下)
パーティー券裏金問題を受けて、政治資金規正法の改正等に関する意見書を政治資金センターと情報公開クリアリングハウスでは2024年1月に出していました。政治資金規正法の改正議論がなされ、先の通常国会で自民党案を修正し、衆議院では自民・公明・日本維新の会、参議院では自民・公明の賛成で成立しました。各政党が政治資金規正法改正案を出していましたので、その内容を私たちの意見書をもとにスコアリングしてみたものです。改正案の内容は、政治資金問題について何が問題だと考えているのかという各政党の認識を反映したものであると考えています。
全国に多数の政治団体が存在し、総務省と47都道府県に分かれて届出がされています。そのうち国会議員関係政治団体として届け出られている政治団体については、総務省が情報を集約して現職分のみ公表しています。PDFファイルで公表されていますが、それを機械判読できるデータにして検索できるようにしたものです。
シリーズ 政治資金規正法はなぜ透明性を確保できないのか
2回分しか原稿を掲載できていませんが、何が透明性の確保を阻んでいるのかを整理したものです。
1 公費であるほど使途が不透明になる政治資金
2 政治資金規正法改正 「政策活動費」の使途公開って意味あるのか?
意見書など
2024年1月16日 政治にかかわる資金の透明性確保を求める意見書
抗議声明 改正政治資金規正法の成立について―裏金が長年発覚しなかった原因は何ら解消していない
2024年1月から2月にかけて4回の連続ウェビナーを開催しました。政治資金センターとの共催で、以下の面々でいろいろな話をしました。
立岩陽一郎((公財)政治資金センター理事、大阪芸大短期大学部教授)
上脇博之((公財)政治資金センター理事、神戸学院大学教授)
白井啓太郎(公財)政治資金センター理事、弁護士)
三木由希子(NPO法人情報公開クリアリングハウス理事長)