「内部被ばく線量評価システムの開発」報告書

 環境省から放医研に委託されて行われた「内部被ばく線量評価システムの開発」に関する報告書が情報公開請求により公開された。

 放医研は、福島県県民健康管理調査の基本調査に基づく外部被ばくの線量評価を行っており、報告書によればこれらの情報などから内部被ばくの線量評価を行うためのシステム開発を行うことになるようだ。報告書の「はじめに」には、以下の記載がある。

「現在までに、外部被ばく線量の推計は福島県等がホールボディカウンタ(WBC)と呼ばれる機器を用いた検査によって実施されている。しかしながら、後者については、昨年度の6月に放医研が先行調査として実施した検査が初めてであり、放射性ヨウ素に代表される短半減期核種に対する測定がすでに困難な状況であった。したがって、事故初期に存在していた短半減期核種を含めた内部被ばく計算の推計、およびそのための放射性物質の摂取状況に関するモデル化(線量再構築)が急務である」

【情報公開文書】
 「内部被ばく線量評価システムの開発」

開示請求 2013年6月4日付
開示決定 2013年8月2日付
決定者 環境大臣
決定内容 一部開示

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