2020年7月、NHK経営委員会が非公開と決定した議事録について、NHKが設けた第三者機関から議事録が非公開情報に該当しないと答申されていましたが、公開を求められた議事録を作り変えて公開を行うという問題のある対応をしました。
これについて、1月8日付でNHK経営員会委員長あてに意見書を出しました。
意見項目は以下3点ですが、趣旨等の全文はこちらでご覧ください。
【意見項目】
- NHKが独立行政法人等情報公開法の対象機関にならなかった経緯と、それによって不開示等判断に対する法的救済措置がないことを踏まえて、情報公開審議委員会の答申遵守を徹底すべきであること
- 情報公開の求めに対して開示する文書を、自己の都合で文書の作りかえ、書き換えを行うことは、公文書管理法及び情報公開法の法制度の趣旨に明らかに反し、許されないものであることの確認を行うこと
- 上記の経営委員会の対応は、NHKのガバナンスをつかさどる経営委員会自身のガバナンスに問題があり、説明責任を果たしその職務を責任もって実行する状態にないことの表れと考えられることから、開示を拒否する具体的な理由を含む事実関係と情報公開に対する基本的な認識について、真摯に経営委員会として説明をすべきであること
なお、この意見書について毎日新聞に報道していただきました。
NHK経営委の議事録「実質不開示」でNPOが意見書提出 「かんぽ」報道巡り(毎日新聞 2021/1/8)