加計学園の獣医学部新設に関し、総理の意向が文科省に伝えられていたという「記録文書」の存在が報じられ、政府・文科省は文書の存在を否定、あるいは確認できないとしています。
獣医学部新設に関する政治的な介入の有無が問題の中心ではありますが、文科省「記録文書」について文科省内で存在が確認できないことを理由に怪文書扱いをされているものの、この問題は、公文書管理法や情報公開法の根本的、普遍的問題が含まれているものです。そこで、考え方の整理をしつつ2017年6月1日付で意見をまとめました。
意見書全文のダウンロード http://bit.ly/2sqofKk
【意見項目】
1 作成日時や作成部局のない行政文書は多数存在する
2 「機微な交渉」の記録が行政文書として管理されているのかという疑問
3 政治問題化している中で文科省の調査結果を信頼できる根拠がない
4 これまでの証言等を前提にすれば「記録文書」は行政文書になる
5 行政文書の作成・管理に政治的配慮が介在することがあれば、民主制の危機である