OGPとは

Open Government Partnership(OGP)とは

 2011年9月に、ブラジル・インドネシア・メキシコ・ノルウェー・フィリピン・南アフリカ・イギリス・アメリカの8か国の政府で発足した、自発的で、多様な利害関係者による開かれた政府を推進する国際的なイニシアティブです。2014年6月現在で64か国が加入しています。

 OGPは、政府と市民社会の双方の代表を含む運営委員会により監督されており、その予算も官民双方からの資金拠出により賄われています。

Open Government Partnership

 

Open Government Partnership加入国

OGPcountries

<2011年9月時点で加入(8ヵ国)>
 ブラジル、インドネシア、メキシコ、ノルウェー、フィリピン、南アフリカ、イギリス、アメリカ

2012年4月時点で加入39カ国)>
 アルバニア、アルメニア、アゼルバイジャン、ブルガリア、カナダ、チリ、コロンビア、クロアチア、チェコ、デンマーク、ドミニカ、エルサルバトル、エストニア、グルジア、ギリシャ、グアテマラ、ホンデュラス、イタリア、イスラエル、ヨルダン、ケニア、ラトビア、リトアニア、マケドニア、マルタ、モルドバ、モンテネグロ、オランダ、パラグアイ、ペルー、ルーマニア、スロバキア、スペイン、韓国、スウェーデン、タンザニア、トルコ、ウクライナ、ウルグアイ

2013年4月時点で加入7カ国)>
 アルゼンティン、コスタリカ、フィンランド、ガーナ、ハンガリー、リベリア、パナマ

2014年4月時点で加入8カ国)>
 オーストラリア、アイルランド、マラウィ、モンゴル、ニュージーランド、シエラレオネ、セルビア、トリニダードトバゴ(5月以降にフランス、ボスニア・ヘルツェゴビナが加入)

 

OGPのミッションとは

 OGPの究極の目的は、政府のガバナンスの質と公共サービスの質を改善し、政府がより市民に対して継続して透明性を確保し、説明可能で、責任を持つようになることとされています。また、政府と市民社会の真の対話や協働を行うための規範や文化の転換を求めるものです。

 OGPというプラットフォームにより期待されていることして以下のことが挙げられています。

 ①最高位の政治的対話による開かれた政府の向上
 ②国内において困難を伴う改革を実施する担保の提供
 ③世界の志を同じくする改革者のコミュニティの創設によって、 政府、市民社会双方の改革者の支援

 

OGPにおける「開かれた政府」の原則

  • 透明性:政府の活動や決定に関する情報は、市民に対して開かれた、包括的で、タイムリーで自由に利用できるものであり、また、オープンデータ基本基準に合致するもの
  • アカウンタビリティ:法律・規則・仕組みが、政府関係者に対して活動の正当性を示し、批判や要求にしたがい、活動の失敗の責任を受け入れることを適切に求めていること
  • 市民参加:政府は、公開討論に関与し、インプットを提供し、より責任ある、効果的な政府とするための貢献をする市民の結集を求める
  • 技術と革新:政府は革新を進め、技術への開かれたアクセスを市民に提供し、技術を利用する力を強化する新技術の重要性を受け入れる

 

OGPに加入すると何をすることになるのか

 OGPに政府が加入すると、以下のことを実施することになります。

  • 市民社会とともに国内の改革に関するアクションプランを策定すること
  • アクションプランのタイムラインにしたがって、計画された改革を実行すること
  • 年間の自己評価報告書を作成
  • 独立した報告メカニズム(Independent Reporting Mechanism)の調査プロセスへの協力

 これらについて、以下のサイクルで継続して実施していきます。要は、日本政府としてのアクションプランを市民参加のもとで策定し、国内外に公表することで公約化し、その実施状況(公約の実施に関して)を自己評価して公表し、次のアクションプランを策定して再び国内外に公表して公約化することを繰り返していきます。このプロセス全体を市民参加のもとで行い、さらにはこのプロセスの中で独立した報告メカニズムによる専門家の評価を受けることになります。

ogpcycle

 

アクションプランの5つの主要な挑戦

 アクションプランでは、少なくとも5つのOGPの主要な挑戦のうちの二つに取り組むことが求められています

 1)  公共サービスの改善
 2)  公共の健全性を高めること
 3) 公的資源の効率的な管理
 4) より安全な社会を作ること
 5) 組織の説明責任を高めること

 

市民社会の参加を重視

 OGPは、政府と市民社会が同じ席について開かれた政府のための改革に議論を行うことを基本としています。OGPのプロセスに参加することで、開かれた政府のために多様な領域の市民社会のアクターによる連合を構築すること、市民社会の要望を反映し、具体的な成果を獲得するための障害を取り除くためのプラットフォームとして機能させることが期待されています。

 OGPにはサポートユニットという事務局に当たるものがありますが、そこには市民社会コーディネーターがおり、国内の市民社会のネットワークの強化、目的達成のために、OGPプロセスのより良い利用の仕方などを支援しています。

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