「福島県「県民健康管理調査」甲状腺検査について(教職員用)」資料

 福島県保健福祉部健康管理調査室が2012年8月に出した、教職員向けの福島県「県民健康管理調査」の甲状腺検査についてのQ&A。

 県民から数多く寄せられている問い合わせ内容等をもとに作成した解説とある。保護者や児童生徒の会話の中で話題になったり相談を受けた場合を想定して、保護者や児童生徒との情報共有、情報交換の一助としてほしいとのこと。甲状腺検査の基本的な説明からはじまり、中には「小さな結節や嚢胞があるのに、次回の検査で確認すれば大丈夫と言われても不安なのですが」という設問もある。「甲状腺に小さな結節や嚢胞が認められること自体は特に異常ではなく、まれなことでもありませんが、今回の件さでは、たとえ小さな結節や嚢胞であっても、結節や嚢胞が認められた場合はお知らせするkととしています。」などと解説がついている。

 また、結節や嚢胞があることと今回の原発事故による放射能の影響については、「事故から1年4か月余りの現段階で、原発事故による放射能被ばくの影響が出ているとは考えにくく、今回の検査の結果認められた結節や嚢胞は、以前から存在していたものが超音波検査により見つかったと考えられます。」と解説がある。そして、長期にわたって甲状腺の状態を確認していくことが必要だと考えているので、今後も定期的に継続して検査を受信されることをお勧めします、ともある。

・福島県「県民健康管理調査」甲状腺検査について(教職員用)
 
 

開示請求 2012年11月28日付
開示決定 2012年12月10日付
決定者 福島県知事
決定内容 全部公開

 

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