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講演 「情報公開制度が浮き彫りにした石巻市立大川小学校の空白の51分―学校管理下での津波被害を検証する」


イベント詳細

  • 日付:

 東日本大震災では、津波で多く人が犠牲になりました。石巻市立大川小学校は、その中でも学校管理下で子どもが犠牲となりました。

 なぜそうなったのか、という真相を求める遺族の思いは、情報公開制度がもたらす情報が大きな影響を与えたところがあります。

 現地に通い、情報公開制度を使って取材を続け、2冊の本を上梓された池上正樹さんを講師にお招きして、以下の会を持ちます。ぜひご参加ください。

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 第3回ジャーナリズムと情報公開制度研究会
 情報公開制度が浮き彫りにした石巻市立大川小学校の空白の51分
    ―学校管理下での津波被害を検証する
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  日 時 2014年5月26日(月) 19時半~21時15分
                      ※19時15分まで会場にお入りになれません
  お 話 池上正樹さん(ジャーナリスト)
  場 所 専修大学神田キャンパス1号館2階 204教室
        東京都千代田区神田神保町3-8
        http://www.senshu-u.ac.jp/univguide/profile/access.html

  資料代 1,000円(当会会員は)無料
              ※会場まで直接お越しください 

 2011年3月11日。東日本大震災の大津波被害の中で唯一、学校管理下で多くの子どもが亡くなった石巻市立大川小学校。全校児童108名のうち74名が亡くなり、13名の教職員中10名も亡くなりました。

 大地震から津波が小学校付近に到達するまで51分。避難時間1分、移動距離最大で180m。学校管理下でなぜこのような事故が起こったのか。遺族である親たちが求める真実を知るための検証に立ちはだかったのは、事実を事実として記録していかない教育委員会や行政でした。

 そのことを情報公開制度を活用し、開示された文書と遺族への取材から明らかにした経過をお話しいただきます。

◇講師プロフィール
 大学卒業後、通信社の勤務を経て、フリーに。雑誌やネットメディアなどで、主に「心」や「街」をテーマに執筆。1997年から日本の「ひきこもり」現象を追いかけ始める。東日本大震災後は、被災地に入り、震災と「ひきこもり」の関係を調査。著書は、『ドキュメントひきこもり「長期化」と「高年齢化」の実態』(宝島社新書)、『「引きこもり」生還記』(小学館文庫)など。また、『ふたたび、ここから東日本大震災、石巻の人たちの50日間』(2011年6月 ポプラ社)、『あのとき、大川小学校で何が起きたのか』(共著 2012年11月 青志社)、『石巻市立大川小学校「事故検証委員会」を検証する』(2014年3月 ポプラ社)を上梓。

 主催 特定非営利法人情報公開クリアリングハウス
     〒160-0008 新宿区三栄町16-4 芝本マンション403
     TEL.03-5269-1846 FAX.03-5269-0944
     E-mail icj[@]clearing-house.org [a]を@に変更してください

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